ポストプレスとは

印刷工程の中で今もっとも注目を集めているのがポストプレスだと言われています。
ポストプレスとは印刷後の工程のことを指しており、形を整えたりフィルムを貼ったりなど印刷物の加工を行う部分です。

なぜポストプレスが今注目されているのかと言えば、デジタル化した現在人の手を加えられる部分が少なくなってきているからです。
デザインも印刷もデジタル化によって便利になり技術がなくてもそれなりにいいものができるようになりましたが、ポストプレスではまだまだ技術者のセンスが重要になります。
印刷後の加工はうまくいけば想像していたよりもずっといいものができますし、逆に失敗すればそれまでの工程が台無しになります。
それだけ人の手による部分が大きいということですから、プリプレスは印刷工程の中でも少し特殊だと言えるでしょう。

この工程で使用する印刷機械は製本機や紙工機で、これらは中古印刷機械を取り扱う業者でも販売しています。
こういった業者を利用して購入するときに注意してほしいのがきちんと補償がついているかどうかで、なぜなら製本機や紙工機は印刷機と比べると少しトラブルが多い機械だからです。
これは単純な印刷のみを行う印刷機よりもいろいろなことを求めなければならないことが関係しており、よりリスクマネージメントが大切になります。
古いものだと修理ができない場合がありますから、購入前に修理可能な商品かどうか必ず確認しておいてください。
そして購入は信頼できる業者を利用するためにも事前に情報を収集して、評判の良いものを選ぶようにしましょう。